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2021年 4月 23日(金)配信【校友会メルマガ】中百舌鳥キャンパス内で新種の水生寄生バチを発見、他

大阪府立大学校友の皆さま、はばたきあらむです。

大阪府では、再び緊急事態宣言が発令される見込みで、大学キャンパスも学生は少なくひっそりしています。校友の皆様も、在宅の時間が長くなっていることと思います。府大のウェブサイトでは大学のプロモーション動画をまとめて見ることができるので、お仕事の合間などに大学の

近況や後輩たちの活躍などをご覧いただいてはいかがでしょうか。

https://bit.ly/32FZkXq

 

さて、以下のトピックス(1)でご紹介する通り、中百舌鳥キャンパス内の池で、新種の水生寄生バチが発見されたというニュースがありました。府大では中百舌鳥キャンパス全体をビオトープと位置づけ、多様な生物がにぎわい、自然と人間活動の調和を実感できる空間の創造をめざ

しているそうで、とくに「府大池」は、メダカやトンボをはじめ、カワセミやサギ類、カモ類などの野鳥が見られ、「キャンパス・ビオトープ」の中心的な存在とされています。大切にしてきた自然環境の中で新種のハチが発見されたことは大変すばらしいと思います。以下は府大の「

キャンパス・ビオトープ」に関するサイトです。

https://bit.ly/3tLBLbp

 

それでは、今週も母校(母港)のニュースなどをお届けします。

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★トピックス

(1)中百舌鳥キャンパス内にて新種の水生寄生バチを発見

(2)3D立体映像の映写に必要な「円偏光」の新たな発生法を開発―3D表示用有機ELディスプレイ等の製造コスト削減に期待―

(3)光濃縮によるがんの超早期診断法の開発 ―極微量の生体マーカーを検出する革新的技術の確立へ―

★これからのイベント

(4)関西経済論ⅩⅩⅦ

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

(5)今週のFacebook、Twitter

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★トピックス

■(1)中百舌鳥キャンパス内にて新種の水生寄生バチを発見

府大生命環境科学研究科 緑地環境科学専攻 平井 規央教授、大学院生(当時) 神野 哲行さんらの研究グループは、中百舌鳥キャンパス内にある池で、潜水することができる寄生バチを発見しました。Canadian National Collection of Insects、神戸大学などとの共同研究によって、

このハチは新種であることが判明。日本で発見されたことと、水面にいるガの幼虫を攻撃して産卵する様子が、日本を代表する怪獣「ゴジラ」がガの怪獣「モスラ」と戦い海面から出現する姿を彷彿させることから、「ゴジラコマユバチ〈学名:Microgaster godzilla〉」と命名されま

した。

本研究成果は、昨年10月30日にInternational Society of Hymenopteraが発行する雑誌「Journal of Hymenoptera Research」にオンライン掲載されました。

https://bit.ly/3sJBrc6

 

■(2)3D立体映像の映写に必要な「円偏光」の新たな発生法を開発―3D表示用有機ELディスプレイ等の製造コスト削減に期待―

府大大学院 工学研究科 教授の八木 繁幸、近畿大学 理工学部 応用化学科 准教授の今井 喜胤、大阪大学 大学院 理学研究科 化学専攻 講師の山下 健一らの研究グループは、3D立体映像を映し出す際に使われるらせん状に回転しながら振動する光、「円偏光」を、白金錯体に外部から

磁力を加えるというこれまでにない方法で発生させることに成功しました。この方法を使うことで、円偏光発光体の製造コストを安く抑えることができるため、将来的に、3D表示用有機ELディスプレイ等の製造コストの削減や、高度な次世代セキュリティー認証技術の実用化などに繋が

ることが期待されます。

本件に関する論文が、2021年3月30日(火)に、アメリカの学術出版社Wileyが発刊する化学分野の学術誌“Chemistry-An Asian Journal”にオンライン掲載され、Cover Picture(表紙)に採用されました。

https://bit.ly/32DAFm6

 

■(3)光濃縮によるがんの超早期診断法の開発 ―極微量の生体マーカーを検出する革新的技術の確立へ―

府大研究推進機構LAC-SYS研究所(所長:飯田 琢也、副所長:床波 志保、所長補佐:中瀬 生彦)と愛知県がんセンター(総長:高橋 隆)分子診断トランスレーショナルリサーチ分野(分野長:田口 歩)との共同研究に関する研究課題が、国立研究開発法人 科学技術振興機構による

未来社会創造事業「本格研究課題」に決定しました。

近年、がん医療の分野では新たな治療薬の開発だけでなく、患者一人一人の病態を正確に把握して治療などに反映させる精密医療・個別化医療に関する取り組みが盛んであり、微量のがん関連物質(バイオマーカー)を検出する優れた臨床検査技術の研究開発が切望されています。レー

ザー照射をするだけの簡便な操作で微量バイオマーカーの検出を迅速化・高感度化できる革新的検査法への展開が期待できると着想し、アイデアを具現化すべく協働で予備的な検証実験を進めて有望な結果の取得に成功し、この度の本格研究への採択に至りました。

https://bit.ly/3gz04G2

 

★これからのイベント

■(4)関西経済論ⅩⅩⅦ

本講座は、1995年に経済学部の特殊講義として始まり、翌年度からは一般の方も受講可能な授業公開講座へと発展。以来、地域に密着した公開講座として親しまれてきました。27年間にわたる関西経済論の総まとめとして、本講座の生みの親であり本学名誉教授である宮本 勝浩の講演

とともに、これまでの歩みを振り返ります。

開催日:2021年6月24日(木)13時~14時45分

開催場所:中百舌鳥キャンパス 学術交流会館

プログラム:

・開会挨拶 13時~ 西田 正宏(大阪府立大学 副学長)

・講師紹介/新大学について 13時20分~ 辰巳砂 昌弘(大阪府立大学 学長)

・講演 13時40分~ 「新型コロナ後の関西経済」宮本 勝浩(大阪府立大学 名誉教授)

・閉会挨拶 14時40分~ 西田 正宏(大阪府立大学 副学長)

(新型コロナウイルス感染拡大の状況により、本講座は変更・中止となる可能性があります。)

https://bit.ly/3awbSoo

 

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

■(5)今週のFacebook、Twitter

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、昨今注目されている遠隔医療。将来的には各家庭でICTやAIを活用したリハビリが主流になると考え、2019年12月「スマートリハビリテーション研究センター」が設立されました。今回のミチテイクでは2本にわたり、同センター所長で

総合リハビリテーション学研究科 石井 良平教授にお話を伺いました。

https://bit.ly/2RZqDd9

 

生命環境科学研究科 平井 規央教授、神野 哲行さんらの研究グループが中百舌鳥キャンパス内にある池で発見した新種のハチ「ゴジラコマユバチ」が4/22(木)地域情報番組「ジモト応援!つながるNews~堺・南大阪・和泉・泉大津~」で紹介されました!

また、地域情報アプリ「ど・ろーかる」やYouTubeアーカイブ配信でも紹介されています!

https://bit.ly/3vcitMH

 

卒業生・校友のみなさまに「府大の今」をお伝えする「校友会メルマガ」を今後もどうぞお楽しみに。ご意見ご感想もお待ちしております。

校友会事務局メールアドレス: office@opucr.osakafu-u.ac.jp

公式ツィッター: https://twitter.com/OPUalumni

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