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2021年 10月 15日(金)配信【校友会メルマガ】ホームカミングデーではパネルディスカッションもお楽しみください

大阪府立大学校友の皆さま、はばたきあらむです。

このところ新型コロナ感染者数の減少傾向が続いており、街中はもちろん観光地などでも人出がどんどん増えつつあるようです。府大でも今週から対面授業が始まり、キャンパスに学生の皆さんが戻ってきました。季節も良くなり、お昼時のクスノキ広場近くなど、久しぶりに大学らしい光景が見られます。

さて、このところホームカミングデーのご紹介を続けていますが、今回はホームカミングデー(第1部)でのパネルディスカッションをご紹介します。パネリストは、府大卒業生で、工学部出身のソースネクスト会長(CEO)松田憲幸さん、生命環境科学部出身で須磨海浜水族園の獣医師 毛塚千穂さん、そして総合リハビリテーション学部出身でフジ住宅(株)に勤務され、障がい者アスリートでもある大向優貴さんです。皆さんオンラインで参加され、松田さんは米国シリコンバレーからご出演の予定です。ご活躍の分野が全く異なる3名のパネリストの皆様に「多様性を活かして成長しあえる文化をつくる」というテーマで語っていただきます。同じく本学OBの別井敬之アナウンサーの司会で、ZOOM参加される卒業生の皆さんなどにも一部加わっていただきます。ZOOMでは、アジアやアメリカにお住まいの卒業生の方々ともつなぐ予定です。パネリストのプロフィールについて、以下をご参照ください。

・ソースネクスト会長 松田憲幸様(工学部数理工学科1989年)

https://bit.ly/3j5Hfe1

https://bit.ly/3mVLWrR

・須磨海浜水族園 獣医師 毛塚千穂様(生命環境科学部 獣医学科 2011年)

https://bit.ly/3DLq8Gm

https://bit.ly/3pj119V

・大向優貴様(総合リハビリテーション学部 作業療法学 2017年)

https://bit.ly/3aC7iom

https://bit.ly/3mUcolx

また、ホームカミングデーファイナルの特設サイトは以下の通りです。当日ご覧いただくYouTubeチャンネルのURLは、このサイトやメルマガで近々お知らせします。

https://osakafu-u2021hcd.com/

(Internet Explorerでは閲覧できないことがありますので、その時はedgeやchromeなど他のブラウザーでお試しください)

 

それでは、今週も母校(母港)のニュースなどをお届けします。

 

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★トピックス

(1)超伝導の仕組み解明へ大きな一歩 層状ニッケル酸化物超伝導体の電子構造を解明!―新たな高温超伝導体の探索のヒントに―

(2)ナノスケールで物質の濃縮効果を発見―ナノ流体デバイスによる超微小気液界面の作製と効果―

★これからのイベント

(3)〈オンライン〉大阪府立大学・大阪市立大学 ニューテクフェア2021

(4)〈オンライン〉新技術説明会

(5)<オンライン>府大講座

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

(6)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter

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★トピックス

■(1)超伝導の仕組み解明へ大きな一歩 層状ニッケル酸化物超伝導体の電子構造を解明!―新たな高温超伝導体の探索のヒントに―

工学研究科 電子物理工学分野の播木 敦助教、博士前期課程1年の東 啓介さんとウィーン工科大学 Jan Kuneš教授らの研究グループは、2019年に超伝導が発見された層状ニッケル酸化物(転移温度約15K、摂氏約-258度)の電子構造を明らかにするために、超伝導発見以降に世界中から報告・蓄積された実験データを、独自に開発した理論に基づく計算プログラムを用いてスーパーコンピューターで高精度解析を行いました。その結果、このニッケル酸化物は、超伝導が室温により近い温度で発生する高温超伝導体の銅酸化物(転移温度約138K、摂氏約-135度)と非常によく似た電子構造を持っていることを突き止めました。また、今回の解析から、超伝導が発生している状態でのニッケル酸化物内の電子軌道が予測できるようになりました。これらの結果は、リニアモーターカーや送電ケーブル、MRIなどへの応用の可能性が秘められた、ニッケルを用いた新たな高温超伝導体を設計するための指針を与えるものと期待されます。さらに、ニッケルはもちろん、銅や鉄など、長年の謎である遷移金属化合物の超伝導発生の仕組みを探求・解明するための新たな視点となると期待されます。

https://bit.ly/3AIuLyV

 

■(2)ナノスケールで物質の濃縮効果を発見―ナノ流体デバイスによる超微小気液界面の作製と効果―

工学研究科 化学工学分野の許 岩准教授、川岸 啓人大学院生および量子放射線工学分野 川又 修一教授の共同研究グループは、独自のナノ流体デバイス工学技術を駆使して、髪の毛の数百分の1の太さであるナノ流路に、極めて高精度、均一かつ安定にナノスケールで気体と液体が接する界面(超微小気液界面)を作製することに成功しました。

気液界面は、濃縮、反応、分離、冷却、脱塩、ガス吸収、エネルギー輸送などの化学、物理、バイオのプロセスを行う場として、幅広い分野で利用されています。近年では、様々な物質や生体試料を極微量かつ高効率で単離、操作、分析、合成するために、気液界面をナノメートルスケールまで微小化することが求められています。しかし、その界面をナノスケールで精密に制御して作製することは難しく、挑戦的な課題となっていました。本研究では、ナノ流体デバイスという最先端のデバイスを用いてこの課題を解決し、気液界面をこれまでにない超微小サイズ(数百ナノメートルスケール)かつ超高精度(界面位置は誤差数十ナノメートル以下)で作製できるようにしました。今後、この技術は化学、物理、バイオ、創薬などの分離分析および合成において画期的な革新をもたらすと予測されます。

https://bit.ly/3p4LDgY

 

★これからのイベント

■(3)〈オンライン〉大阪府立大学・大阪市立大学 ニューテクフェア2021

ニューテクフェア2021は、両大学が有するさまざまな研究シーズを分かりやすく紹介するとともに、産業界への技術移転を一層推進することを目的としています。今年度は基調講演に、Human Hub Japan 代表 吉川 正晃 氏をお招きし、「大阪公立大学は、市民のイノベーション・ハブ」というテーマでお話しいただきます。今年度はオンラインにて開催します。

【内容】

1、基調講演 「大阪公立大学は、市民のイノベーション・ハブ」吉川 正晃 氏(株式会社 Human Hub Japan 代表)

2、シーズ発表(4シーズ)

3、パネルディスカッション(ファシリテーター:吉川 正晃 氏、パネリスト:シーズ発表者)

【開催日】 2021年12月7日(火) 13時~16時30分

【開催場所】 オンライン Zoomウェビナー

https://bit.ly/3lH2eoY

 

■(4)〈オンライン〉新技術説明会

「計測」「デバイス」「材料」「環境」「医療」の分野から、選りすぐりの特許技術、計8テーマを発明者自ら説明します。

【内容】 新技術紹介(5分野、全8テーマ)

・〈計測〉「金属ナノ粒子を利用した微生物検出法の開発」

・〈デバイス〉「6Gで期待されるテラヘルツ領域の高消光比な偏光フィルター」

・〈デバイス〉「サスペンション機構を用いる海洋構造物と小型船の設計」

・〈材料〉「天然資源アミノ酸を活用した発光材料の開発」

・〈環境〉「液液スラグ流方式による抽出装置及び抽出方法」

・〈医療〉「双性イオン構造をもつ高分子ゲルを用いた組織透明化と病理診断への展開」

・〈材料〉「光触媒活性を示す新規なセラミックス材料」

・〈医療〉「歩行能力を一つの加速度計からAIを用いFACで判定」

【開催日】 2021年11月9日(火) 10時~15時

【開催場所】 オンライン

https://bit.ly/2XcT2PO

 

■(5)<オンライン>府大講座

大阪府立大学の各研究科・機構の研究内容をご紹介する講座です。大学で行われている研究や教育の一端を本学教員がわかりやすくお話しします。

・オンデマンド配信

11月8日(月)~18日(木) 期間中いつでも視聴することができます。

「リーダーシップはどこにある?」上野山 達哉(経済学研究科 教授)

・ライブ配信

【開催日】 11月8日(月)、11日(木)、15日(月)、18日(木)

【開催場所】 オンライン

https://bit.ly/2SW5Vvs

 

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

■(6)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter

大阪女子大学 人文社会学部 人間関係学科卒の小島 史(こじま ふみ)さんが、小説「ひまわり変奏曲」を自費出版されたとのことです。詳細は幻冬舎サイトをご覧ください。

https://bit.ly/3p4LYjK

 

【From ミチテイク・プラス】2017年 生命環境科学研究科 前期課程を修了された山中良祐さん。現在お勤めの(国研)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)西日本農業研究センターでは、施設園芸におけるイチゴやミニトマト、アスパラガスを対象に、収量や品質の向上を目指して環境制御技術の栽培試験に取り組まれています。在学中を通じて、お仕事にも大いに役立つ経験をお話しいただきました。

https://bit.ly/3FRagDI

 

先ほど(10/14)17時40分からNHK BS1にて「中日」対「ヤクルト」の放送が始まりましたが、実況担当の別井敬之アナウンサー(経済学部OB)には10月31日開催のホームカミングデーで、司会進行を担当いただきます。

https://bit.ly/3aL8aHb

 

卒業生・校友のみなさまに「府大の今」をお伝えする「校友会メルマガ」を今後もどうぞお楽しみに。ご意見ご感想もお待ちしております。

校友会事務局メールアドレス: office@opucr.osakafu-u.ac.jp

公式ツィッター: https://twitter.com/OPUalumni

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