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2021年 12月24日(金)配信【校友会メルマガ】本年もメルマガをご愛読いただき有り難うございました
大阪府立大学校友の皆さま、はばたきあらむです。
今年もあと1週間余りとなり、いよいよ押し迫ってきました。
今年は、コロナ禍2年目ということで、夏頃から本格的にワクチン接種が実施され、一方では感染者数が増え続け、そんな中で東京オリンピック・パラリンピックが開催されるなどの出来事がありました。ここへきて、国内ではようやく沈静化してきたものの、オミクロン株の感染拡大が大いに懸念される状況で、年末年始を迎えることになります。
校友会では、今年も計画していた行事を中止、またはオンラインへ切り替えざるを得ませんでした。中でも、10月31日に開催したホームカミングデーファイナルは、1年前から日程を決めて準備してまいりましたが、9月の感染者ピークの時期にオンライン開催への変更を決定しました。
来学を楽しみにされていた校友の皆さまには、申し訳ございませんでした。ただ、おかげさまで、オンラインで参加の皆さまから高い評価をいただきました。当日のライブ映像のビデオをYouTubeに掲載したのに続き、府大ホームページに実施報告記事を掲載しました。トピックス(4)で詳細をお伝えしていますので、ご覧ください。
今年の校友会メルマガは、これが最後になります。この1年間、ご愛読いただき有り難うございました。皆様にとって、来年が良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
それでは、今週の母校(母港)のニュースなどをお届けします。
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★トピックス
(1)大阪府立大学の創薬研究が武田科学振興財団・特定研究助成に採択
(2)根寄生雑草防除の標的となる代謝酵素を特定―アフリカの飢餓克服への貢献をめざして―
(3)第52回関西六公立大学総合競技大会を開催
(4)ホームカミングデーファイナル2021を開催
(5)工学研究科 許 岩准教授らの論文が米国科学雑誌「Nano Letters」の表紙に採用
(6)10秒で新型コロナウイルスの感染価を1万分の1に低下させる強い抗ウイルス活性を示した貝殻カルシウム水(ShellCoat)!
★これからのイベント
(7)バイオ・メディカル・フォーラム2022
(8)〈オンライン〉21世紀科学セミナー「コロナ禍で加速するリハビリDX」
★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他
(9)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter
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★トピックス
■(1)大阪府立大学の創薬研究が武田科学振興財団・特定研究助成に採択
大阪府立大学の創薬研究(研究代表者:理学系研究科 教授 藤井 郁雄)が、公益財団法人 武田科学振興財団による2021年度特定研究助成(4,000万円)に採択されました。本特定研究助成は、我が国の医学の発展に向け、研究機関が総力をあげて取り組む共同研究(学内または複数機関の融合研究)に対して助成されるもので、異分野間の研究、申請機関の注力研究・特有の研究、難病疾患研究などを重視した先見性・独創性の高い研究が対象とされます。本学では藤井教授を代表とし、藤井グループ、中瀬グループ、児島グループの3つのグループがプロジェクトチームを編成し、研究を推進します。
【研究題目】
ポスト抗体医薬:細胞内送達を可能にする分子標的HLHペプチド(中分子医薬)を基盤とした新しい創薬モダリティの確立
■(2)根寄生雑草防除の標的となる代謝酵素を特定―アフリカの飢餓克服への貢献をめざして―
生命環境科学研究科 岡澤 敦司 准教授、太田 大策 教授、馬場 敦也さん(2018年度 博士前期課程 修了)、岡野 ひかるさん(2020年度 博士前期課程 修了)、大阪大学 大学院 工学研究科 新間 秀一 准教授、および神戸大学 大学院 農学研究科 杉本 幸裕 教授らの研究グループは、次世代シーケンサーを用いた網羅的な遺伝子発現解析によって、アフリカの農業に大きな被害をもたらしているヤセウツボなどのハマウツボ科の根寄生雑草の発芽に重要なグルコースを生成させる貯蔵糖質プランテオースを加水分解する代謝酵素OmAGAL2の特定に世界で初めて成功しました。また、質量分析イメージングによって種子中のプランテオースの貯蔵部位の可視化にも成功しました。この研究成果は、根寄生雑草の発芽に重要な役割を果たすプランテオースの代謝酵素を阻害する化合物の探索を可能にし、アフリカの農業被害の低減や、飢餓の克服への貢献が期待されます。
■(3)第52回関西六公立大学総合競技大会を開催
第52回関西六公立大学総合競技大会が11月13日(土)、14日(日)の二日間にわたって京都府立大学 下鴨キャンパスを中心に開催されました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となったため2年ぶりの開催となりました。全14競技(オープン戦及び期間外開催含む)が行われ、男子、女子、総合の全3部門で本学が優勝しました。今回は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、開会・閉会式を取りやめ、各種競技と應援團による演舞に規模を縮小して行われました。
■(4)ホームカミングデーファイナル2021を開催
2021年10月31日(日)、ホームカミングデーファイナル2021を開催しました。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ZoomおよびYouTubeによるオンライン開催となりました。第1部では、海外、国内から約60名の卒業生や大学関係の皆さまにZoomでお集りいただき、来賓代表として島津製作所 会長 兼 京都工業会 会長の中本 晃 氏にご挨拶いただきました。その後、阪神電鉄会長・阪神タイガースオーナーの藤原 崇起 氏の記念講演をはじめ、海外からの参加も含めた3名の卒業生の方々によるパネルディスカッション、在学生によるキャンパス紹介などが行われました。第2部では、オンラインでグループ交流会を開催しました。同窓会、同期会、クラブ、ゼミなど14グループが交流会を開催し、合わせて約500名の卒業生が参加されました。
なお、第1部の模様を、 OPU Channel (大阪府立大学のYouTubeチャンネル)にて配信しております。当日ご視聴いただけなかった皆さまも、もう1度見てみたいという皆さまも、ぜひご覧ください。
■(5)工学研究科 許 岩准教授らの論文が米国科学雑誌「Nano Letters」の表紙に採用
工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野 許 岩 准教授、博士後期課程 3年 川岸 啓人さん および量子放射線系専攻 量子放射線工学分野 川又 修一 教授の共同研究グループの論文「Fabrication of nanoscale gas-liquid interfaces in hydrophilic/hydrophobic nanopatterned nanofluidic channels」が米国科学雑誌「Nano Letters」の表紙を飾りました。本研究は、独自のナノ流体デバイス工学技術を駆使して、髪の毛の数百分の1の太さであるナノ流路に、極めて高精度、均一かつ安定にナノスケールで気体と液体が接する界面(超微小気液界面)を作製することに成功したというもので、2021年10月14日に、米国科学雑誌「Nano Letters」のオンライン速報版に公開されました。
■(6)10秒で新型コロナウイルスの感染価を1万分の1に低下させる強い抗ウイルス活性を示した貝殻カルシウム水(ShellCoat)!
生命環境科学研究科 獣医学専攻 山崎 伸二 教授/アジア健康科学研究所 所長/大阪国際感染症センター 所長と株式会社かわかみ(代表取締役 川上 大雄)の山下 泰治らの研究グループは株式会社かわかみの製品である特許取得焼成カルシウム製剤(シェルコート)が有機物存在下・非存在下における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス活性について調べました。その結果、焼成カルシウム製剤(シェルコート)で10秒間処理することにより、SARS-CoV-2の感染力価(%)を1万分の1以下に低減できること、有機物(20%胎児牛血清:唾液の8倍のタンパク質濃度)存在下でも同様の低減効果を発揮できることが明らかとなりました。食品添加物として認められている焼成カルシウム製剤(シェルコート)は、有機物存在下においてもSARS-CoV-2に対して強い抗ウイルス活性を示し、食品を取り扱う現場を含め新型コロナウイルス感染症の制御に役立つことが期待されます。
★これからのイベント
■(7)バイオ・メディカル・フォーラム2022
バイオ・メディカル・フォーラムは2015年以来ほぼ毎年、大阪府立大学と大阪市立大学で交互に主催し開催して参りました。今年度は大阪府立大学で開催いたします。新しい大阪公立大学では、分子標的医薬やDDS(ドラッグデリバリーシステム)の研究、疾患モデル動物や医療支援機器などの開発も活発に行われます。また、新大学の戦略領域の一つとして「バイオエンジニアリング」が掲げられるなど創薬研究に力を入れています。本シンポジウムでは、学内外から最先端の創薬や医療支援機器関連の研究・開発に関わる講演を企画しアカデミア創薬研究への期待と、学生を含めた両大学人材の融合による BioMedical Science & Technology を活性化する場の醸成をめざします。
【開催日】2022年1月31日(月) 13時~18時10分
【開催場所】中百舌鳥キャンパスA12棟サイエンスホール オンライン(Zoom)にても開催
■(8)〈オンライン〉21世紀科学セミナー「コロナ禍で加速するリハビリDX」
COVID-19の影響により、オンラインを利用した生活が一般的になり、注目を集めているのが遠隔医療です。リハビリの領域においても、各家庭でICTやAIを活用した遠隔リハビリが普及していくのではないかと期待されています。スマートリハビリテーション研究センターでは遠隔リハビリに関連する要素技術の開発と、その社会実装をめざして様々な試みを行っており、本講座ではコロナ禍で加速するリハビリDX(デジタルトランスフォーメーション)について4人の講師がお話しします。
【座長】内藤 泰男(総合リハビリテーション学研究科 教授)
【開催日】2022年2月8日(火) 15時~16時30分
【開催場所】オンライン Zoomウェビナー
★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他
■(9)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter」
【メディア掲載】大阪公立大学学長予定者・辰巳砂昌弘(現・大阪府立大学学長)のコラムが、本日12/24の日本経済新聞「交遊抄」に掲載されています。ぜひ紙面をご覧ください。
【卒業生の活躍】本学 植物工場研究センター 植物成長予測制御研究室(工学研究科 機械工学分野 福田研究室)の卒業生で現在は筑波大学 医学医療系で研究員をされている増田 亘作さんが、「植物概日時計の位相応答曲線の計測と応用」研究により、第38回井上研究奨励賞を受賞しました。本賞は、自然科学の分野で過去3年間に博士の学位を取得した37歳未満の研究者のうち、優れた博士論文を提出した研究者に対し授与されるもので、今年度は40名の受賞がありました。
【メディア掲載】大阪公立大、府に主力4キャンパス 再開発で新たな風(日経新聞Web)
開学迫る大阪公立大(下) 会員限定記事です。
【校友会ツイッター】 12月19日の毎日放送 TOKIOテラスに、工学部数理工学科卒の薮ノ賢次さん(クックビズ 社長)が出演
卒業生・校友のみなさまに「府大の今」をお伝えする「校友会メルマガ」を今後もどうぞお楽しみに。ご意見ご感想もお待ちしております。
校友会事務局メールアドレス: office@opucr.osakafu-u.ac.jp
公式ツィッター: https://twitter.com/OPUalumni
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