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2022年 1月28日(金)配信【校友会メルマガ】2月7日(月)若手OB/OGと在学生との交流イベントが開催されます

大阪府立大学校友の皆さま、はばたきあらむです。

校友会では、毎年2月初旬にキャリア支援室との共催で、若手OB/OGと在学生との交流イベント「卒業生との懇談会」を開催しています。昨年度から新型コロナ感染拡大防止のためにZOOM開催にしていますが、ZOOM開催にすることで遠方に在住しているOB/OGにも参加してもらえるので、幅広い業種の諸先輩のお話が聞けるメリットもあります。今回もZOOM開催で、ご参加いただけるOB/OGの方々の出身と勤務先は以下の通りです。

・川崎重工業 (工学卒・女性)

・関西エアポート (現シス卒・男性)

・産業技術総合研究所 (工学 博士後期修了・女性)

・資生堂 (生命環境博士 前期修了・女性)

・特許庁 (工学 博士前期修了・女性)

・トヨタ自動車 (工学 博士前期修了・男性)

・南海電気鉄道 (現シス卒・女性)

今年度は再来週2月7日(月)に開催されますので、メルマガをご覧の在学生の皆さまは、これからの就活に備えて、またご自身の将来像をイメージするためにもぜひご参加ください。全学年対象ですので、1年生・2年生の方も気軽にご参加ください。以下のTwitterに案内が掲載されています。

https://bit.ly/3r4Szvh

 

それでは、今週の母校(母港)のニュースなどをお届けします。

 

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★トピックス

(1)ポリマーの構造を精密に制御 化学変換で様々な機能をもつスマートポリマー材料の開発に成功!―反応を繰り返すたびに付加価値が高まる―

(2)「円偏光」を発生させる新たな有機発光ダイオードを開発 ―新しい3D表示用有機ディスプレイの製造等への応用に期待―

(3)本学留学生が大阪府岬町を周遊するサイクリングツアーを実施

(4)工学×理学 T細胞内部へのデリバリーに成功! ―デンドリマーを用いたpH応答性デリバリーシステム― 〈第4のがん治療法 免疫療法の新技術〉

★これからのイベント

(5)〈オンライン〉植物工場研究センター PFCセミナーⅢ 第3回

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

(6)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter

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★トピックス

■(1)ポリマーの構造を精密に制御 化学変換で様々な機能をもつスマートポリマー材料の開発に成功!―反応を繰り返すたびに付加価値が高まる―

工学研究科 松本 章一 教授、博士前期課程 2年 大佐田 開斗さんらの研究グループは、分子内に含まれる官能基を予めtert-ブトキシカルボニル基(BOC基)で保護した新規モノマー(BHEMA)を合成し、さらに、リビングラジカル重合法を用いて、分子量や分子量分布、末端基、シークエンス構造などが精密に制御されたポリマー(PBHEMA)を合成することに成功しました。側鎖反応性ポリマーであるPBHEMAは、異解体性接着用のポリマー材料や炭素残渣を生じない熱分解性ポリマーとして注目され、積層コンデンサ製造プロセスをはじめとする様々な分野での利用が検討されています。今回精密に分子構造制御したポリマーを高分子反応によって化学変換することによって、様々な機能を組み込んだ新規な分解性ポリマーを提供することが可能となりました。これら付加価値を高めた新規分解性ポリマーを利用して、異解体性接着材料や残渣フリーバインダーポリマーの実用化に向けた研究が進められています。

https://bit.ly/3IGz3es

 

■(2)「円偏光」を発生させる新たな有機発光ダイオードを開発 ―新しい3D表示用有機ディスプレイの製造等への応用に期待―

工学研究科 八木 繁幸 教授と近畿大学 理工学部 応用化学科  今井 喜胤(よしたね)准教授らの研究グループは、イリジウム錯体を発光材料とする有機発光ダイオードを開発しました。また、それに外部から磁力を加えるというこれまでにない方法で、3D立体映像を映し出す際に使われる、らせん状に回転しながら振動する光「円偏光」を発生させることに成功しました。さらに、加える磁力の方向を変えることで、円偏光の回転方向を制御できることも明らかにしました。本研究成果を用いることで、有機円偏光発光ダイオードの製造コストを安く抑えられる可能性があり、将来的に、新しいタイプの3D表示用有機ELディスプレイ等の製造や、高度な次世代セキュリティ認証技術の実用化などに繋がることが期待されます。

https://bit.ly/3IMjnWW

 

■(3)本学留学生が大阪府岬町を周遊するサイクリングツアーを実施

11月23日(火・祝日)、本学留学生 8名(中国、ベトナム、バングラデシュ出身)が大阪府岬町内を自転車で周遊する「岬町魅力発見サイクリングツアー」に参加しました。この事業は「留学生と地域の交流を通した大阪府岬町の地域活性化プロジェクト」の一環として実施しました。岬町では「広域サイクルツーリズム」を推進していることから今回のサイクリングツアーが実現し、地域ならではの魅力を海外へどのようにアピールするか、また、地域活性化について、留学生が考える機会となることをめざしたイベントです。ツアーには、岬町の地方創生を担当する松岡副町長も自転車で同行されたほか、町役場および地域ボランティアガイドの皆様の協力を受けての実施となりました。

https://bit.ly/3AHqm0D

 

■(4)工学×理学 T細胞内部へのデリバリーに成功! ―デンドリマーを用いたpH応答性デリバリーシステム― 〈第4のがん治療法 免疫療法の新技術〉

工学研究科 児島 千恵 准教授、松本 章一 教授および理学系研究科 藤井 郁雄 教授、中瀬 生彦 教授らの研究グループは、樹状構造をもつ単分子ナノ粒子であるデンドリマーの表面に疎水性アミノ酸のフェニルアラニンを集積させることで、既存技術では難しかった免疫細胞(T細胞)の細胞内へのデリバリーに成功しました。これまで、がん免疫療法において重要な役割を果たすT細胞へのデリバリーは困難でしたが、T細胞の内部への効果的なデリバリーを可能とする本技術は、がん免疫療法の治療効果の向上につながる新技術として期待されます。

https://bit.ly/3IHLlmJ

 

★これからのイベント

(5)〈オンライン〉植物工場研究センター PFCセミナーⅢ 第3回

【テーマ】世界における植物工場の動向―米国、中国、韓国における植物工場の現状と展望

日本における植物工場の将来を予測するうえで、世界における植物工場の現状と展望を知ることは重要です。そこで今回は、人工光利用型植物工場が普及しつつある米国、太陽光利用型および人工光利用型を含む植物工場が普及している中国および韓国において、植物工場や施設園芸に造詣の深い専門家を講師にお招きして、日本語による本セミナーを開催します。

【開催日】 2022年2月10日(木) 9時~12時

【開催場所】 オンライン Zoom

https://bit.ly/3Hd1vnW

 

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

■(6)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter

【学生受賞】生物科学課程 4回生(中瀬生彦 教授 研究室)の大村美香さんが、膜シンポジウム2021におきまして学生賞を受賞しました。インクジェットシステムを用いた薬物送達の研究を進めています。馬術部での活動とともに研究を進め、受賞に至りました。

https://bit.ly/3IKducZ

 

卒業生・校友のみなさまに「府大の今」をお伝えする「校友会メルマガ」を今後もどうぞお楽しみに。ご意見ご感想もお待ちしております。

校友会事務局メールアドレス: office@opucr.osakafu-u.ac.jp

公式ツィッター: https://twitter.com/OPUalumni

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