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2021年 7月 2日(金)配信【校友会メルマガ】府大でのコロナワクチン接種が始まりました

大阪府立大学校友の皆さま、はばたきあらむです。

府大でのコロナワクチン接種が始まりました。接種場所は、来年統合する大阪市立大学の杉本キャンパスです。統合に一歩先んじて、両大学の学生と教職員の皆さんにワクチンを接種するという素晴らしい活動です。関連情報が後述のFacebookで紹介されています。

https://bit.ly/2V0QNha

毎日新聞(7/1夕刊)と同ウェブサイトに、「五輪遺産 インバウンドなしは痛い 「ミスター経済効果」 宮本勝浩さん 76歳」という見出しで、府大名誉教授の宮本勝浩先生の記事が掲載されました。残念ながら有料記事のため全文をご紹介できませんが、東京オリンピックが近づく

中で、今年3月に「海外客なしで収容人数を半分と想定した場合、コロナ禍前の試算と比べ、経済損失は1兆6258億円」と予測を発表されていた」ことなどが取り上げられています。宮本先生は、テレビにもよく出演されていますが、一躍、脚光を浴びたのは2003年にプロ野球・阪神タイ

ガースの18年ぶりセ・リーグ制覇を前に経済効果の試算をされてからだそうです。引き続きのご活躍を楽しみにしています。

https://bit.ly/3qKuMij

 

それでは、今週も母校(母港)のニュースなどをお届けします。

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★トピックス

(1)ビーカーの中の錬金術!!!有機‐無機ハイブリッド結晶が単結晶のような機能を発現! ―太陽電池などへの応用も期待できる新技術―

(2)資源循環型社会へのカギはミミズが握る! ミミズ堆肥化技術による給食残渣のリサイクルに成功

★これからのイベント

(3)美術史は革命の歴史?!―ルネサンスからモダニズムまで

(4)貴重図書展示「絵で見る古典」

(5)子どもたちとSDGsを共有するために―サーキュラー・バイオエコノミーと応用生命科学を考える

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

(6)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter

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★トピックス

■(1)ビーカーの中の錬金術!!!有機‐無機ハイブリッド結晶が単結晶のような機能を発現! ―太陽電池などへの応用も期待できる新技術―

府大大学院 工学研究科の岡田 健司 准教授、深津 亜里紗 助教、高橋 雅英 教授らの研究グループは、砂や塩、サイコロのように粒子の形が等方的な有機-無機ハイブリッド(今回は金属有機構造体)結晶を、ビーカーの中で反応させるだけの簡便な手法で、基板上で配向させる技術を

開発しました。等方的形態の結晶粒子は、これまで結晶の向きを揃えることが困難とされてきましたが、結晶構造の微細な違いを利用して3次元的に結晶方位が配向した薄膜の形成を実現しました。さらに、この金属有機構造体結晶中で電子が流れる経路(導電パス)を設計、制御する

手法へと発展させ、特定の方向に高い導電性を示す薄膜を実現しました。配向多結晶薄膜において電気特性を空間的に自在に設計できる本材料は、分子デバイスや超高集積デバイスの心臓部となることが期待されます。また、今回開発した技術は汎用性が高いことから、次世代太陽電池

の主材料として期待されているペロブスカイト結晶の配向に適用することで、太陽電池の高効率化・耐久性向上なども期待できる新技術となります。

https://bit.ly/3Aj1VWM

 

■(2)資源循環型社会へのカギはミミズが握る! ミミズ堆肥化技術による給食残渣のリサイクルに成功

府大 生命環境科学研究科の白柿 薫平さん(博士後期課程修了生 システム発想型学際科学リーダー養成学位プログラム第4期修了生、現在 東京大学 農学生命科学研究科 特任研究員)、橋本 舜平さん(博士前期課程修了生、現在 名古屋大学大学院 生命農学研究科 博士後期課程3年生

)らの研究グループは、生命環境科学研究科 東條 元昭教授のアドバイスのもと、ミミズ堆肥化技術を用いて、学校給食における残渣(食べ残し)の堆肥化に成功し、さらに、化学成分分析や細菌叢解析などによりその有用性を明らかにしました。給食残渣の多くは通常、焼却処分され

ていますが、本成果により、ミミズ堆肥として新たに農業や教育現場において再利用できる可能性が示されました。

https://bit.ly/3haNyMy

 

★これからのイベント

■(3)美術史は革命の歴史?!―ルネサンスからモダニズムまで

西洋美術の歴史をふりかえると、大きな革命がいくつかありました。本講では、とりわけ重要な革命として、ルネサンス、アカデミー創設、印象派、モダニズムを講じます。それらは前の時代に当然であったものを否定し、従来はなかったものをつくりだし、人々の見方を大きく変えた

革命でした。美術の歴史がどういう点で「革命」の歴史であるのか、「革命」で変わったことは何か、女性画家はどういう立場にいたのか、倒され、乗り越えられた旧体制はどういうものだったか。それらを講じるなかで、文化のダイナミズムを感じていただければと思います。具体的

な作品とともにお話を進めます。

【講師】萩原 弘子(大阪府立大学名誉教授)

【開催日と内容】

(各金曜日・全6回  14時30分~16時)

・第1回 8月20日「ルネサンス美術という革命―人体、写実、世俗」

・第2回 8月27日「肖像画と風景画―富、家柄、空間」

・第3回 9月 3日「静物画―狩猟と所有、象徴の文法」

・第4回 9月10日「アカデミーの登場―国家政策としての芸術」

・第5回 9月17日「印象派の革命性―脱神話と日常」

・第6回 9月24日「モダニズム革命の意味と矛盾―ピカソはスゴイ?」

【開催場所】 I-siteなんば (南海なんば第1ビル 2階)

(新型コロナウイルス感染拡大の状況により、本講座は一部変更または中止となる可能性があります。)

https://bit.ly/3xeEETQ

 

■(4)貴重図書展示「絵で見る古典」

本学図書館では、所蔵する貴重図書のなかから、絵入で楽しめる資料10点を展示します。ぜひご覧ください。

開催日:2021年7月1日(木)~9月30日(木)

開催場所:中百舌鳥キャンパス 総合図書館中百舌鳥 1階 貴重図書展示ケース

(注意)現在、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、学外の方は図書館に入館していただけません。展示資料一覧よりご覧ください。

https://bit.ly/3xdW7Mr

 

■(5)子どもたちとSDGsを共有するために―サーキュラー・バイオエコノミーと応用生命科学を考える

「バイオエコノミー」とは“バイオテクノロジー関連産業”ではなく、“化石資源に依存しない持続型の社会システム”の事ですが、バイオエコノミーを取り巻く世界の状況は急速に変化しています。例えば、ホライズン・ヨーロッパの研究開発投資は12兆円、米国ではバイオ×AI研究

に20兆円など投資されています。今、大阪からどのような貢献が可能なのかを考え、次世代を担う子供たちにどのようなメッセージを伝えられるかを考える機会になればと思います。

【講師】太田 大策(バイオエコノミー研究所 所長、生命環境科学研究科 教授)

【対象者】教員または教育関係者、その他一般の皆さま

【開催日】 2021年8月21日(土) 15時~16時30分

【開催場所】 I-siteなんば  (南海なんば第1ビル 2階)

(新型コロナウイルス感染拡大の状況により、本講座は一部変更または中止となる可能性があります。)

https://bit.ly/364G4oh

 

★大学の動き・学生の活動・卒業生の活躍・その他

■(6)今週のフェイスブック、Facebook、Twitter

学内での職域接種に向け、両大学の学生や教職員が少しでも新型コロナワクチンに対して理解を深めた上で接種してもらうべく大阪市立大学専門家による解説動画を収録しました。

コロナワクチンの安全性は?mRNAワクチンとは?などの様々な不安や疑問にお応えいただきました。動画は近日中にYouTubeで公開予定です。

https://bit.ly/2V0QNha

 

2021年7月10日(土)~8月29日(日)の間、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」にて、本学、橋爪紳也教授監修による「掌(てのひら)の建築展」が開催されます。この催しでは、橋爪教授と共同監修者の神戸大学の遠藤秀平名誉教授が保有する世界の著名建築のミニチュ

アコレクション800点を展示。建築ミニチュアを通して街や建築・住まいが持つ魅力を伝えることで、「住まいの歴史と文化」への関心を高めてもらうことを目的としています。

ミニチュアや世界の建築に興味のある方は、ぜひ、お越しください!

https://bit.ly/3h90l23

 

【Fromミチテイク・プラス】2020年生命環境科学研究科 博士前期課程を修了された徳元 健人さん。現在お勤めのエステー株式会社では、衛生分野担当として天然由来の新規除菌剤の探索や成分分析など、数年先の製品への応用を見据えた基礎研究をされています。生命機能化学課程(

研究室)で取り組んだことや応用生命科学課程の魅力について、また、高校生へのメッセージまで盛り沢山の内容となっています。

https://bit.ly/3xbLXvz

 

【From ミチテイク・プラス】

2018年に生命環境科学研究科 博士前期課程を修了された金森 拓也さん。現在お勤めの国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構では、農村工学分野の研究職員として勤務されています。現地調査の重要さやお仕事をする上で大切なこと、また、高校生へのメッセージまで沢

山お話していただきました!

https://bit.ly/3wcR25q

 

中百舌鳥キャンパスとその周辺は自然が豊か。すぐ近くには世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」のひとつであるニサンザイ古墳。府大前 国道310号線を走るクルマの上をツバメが飛び交い、近くのスーパーの軒先にはツバメの巣が。これからもずっと続いて欲しい、心落ち着く日本の

初夏の風景です。

https://bit.ly/3AkWIOg

 

卒業生・校友のみなさまに「府大の今」をお伝えする「校友会メルマガ」を今後もどうぞお楽しみに。ご意見ご感想もお待ちしております。

校友会事務局メールアドレス: office@opucr.osakafu-u.ac.jp

公式ツィッター: https://twitter.com/OPUalumni

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